凸面構造と適切な密着について
医療従事者の方がストーマ保有者の方に情報提供をする際にご利用いただける説明用のガイドをご用意いたしました。凸面構造について説明するための3つのガイドです。凸面構造は、ストーマ造設後の早い段階で、多くのストーマ保有者の方が耳にする言葉ですが、全てのストーマ保有者の方がその役割を理解しているわけではありません。
このガイドは、そのような方に凸面構造の役割や選択肢を分かりやすく伝えたり、懸念を払しょくしたりする際にご利用いただけます。
ストーマ装具をしっかり密着させることは、ストーマ保有者にとって最も重要なことです。凸面型装具は、ストーマ近接部をしっかり密閉し漏れを防いだり、ストーマ保有者に安心感を与えたりする上で非常に重要な役割をはたします。
このガイドでは、凸面構造の基本について説明いたします。まず、はじめのセッションでは凸面構造とは何か、またその役割についての説明、次のセッションでは凸面型構造の必要なストーマ保有者のアセスメントについて説明します。また、凸面構造をもつ製品のラインアップやどの製品が適切かを確認する方法についてもご紹介します。
また、最後のセッションでは、凸面装具の決定時に考慮することについての説明があります。これには健康状態、ストーマまたはストーマ周囲皮膚の変化や体重などが関係します。
このガイドでは、やわらかい凸面型装具が活きる可能性がある症例を8つ紹介します。
- 平坦型ストーマでストーマ傍ヘルニアを発症している
- 硬い腹壁で硬い凸面型装具の圧迫による損傷がある
- しわの部分に位置するストーマ
- 腹部のしわにつながるストーマ
- 高さ 20mm (2cm) 未満のストーマ
- 粘膜皮膚離開リスクの高い術直後のストーマ(硬く膨隆した腹壁で、排泄口が中心からずれている)
- ループ式ストーマ
- 壊疽性膿皮症
最後に、ホリスターのやわらかい凸面装具のラインアップ及びその使用方法について説明します。
ホリスターのストーマケア製品には、さまざまなラインアップがあります。
このガイドは、ラインアップや製品選択基準についてご説明します。ストーマの位置、腹壁の形状や硬さ、ストーマの高さやストーマ周囲皮膚の状況が関連します。
製品ラインアップの横には、そのラインアップの選択につながる可能性がある臨床例を紹介しています。ただし、最終的な選択は専門家の指示に従って行ってください。