個人用保護具 (PPE) の下の皮膚の保護の重要性
PPE フェイスマスクの使用は、皮膚刺激やダメージの原因となる可能性があります。ホリスターのアダプト保護膜パックは、マスクの下の皮膚を保護します1。
PPE フェイスマスクの下の皮膚の保護について学びましょう。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、医療専門家による個人用保護具 (PPE) の使用が増加し、その結果皮膚損傷が発生しています。そのため皮膚保護の必要性が出てきています2。
PPE および皮膚損傷
PPE は、医療関係者や患者様を感染などから防護するために使用されます。医療関係者が感染リスクを低減するために着用する手術用マスクまたはフェイスシールドには様々な種類があり、顔面にしっかりと密着するマスクもあります(たとえば、N95)3。
フェイスマスクの使用増加により皮膚刺激が起こり、結果として湿気による損傷、摩擦、および圧迫感をもたらします1。
なぜこれらを懸念する必要があるのでしょうか?
マスクによる皮膚刺激は非常に不快で、必要以上に苦しむべきことではありません。
今日、感染拡散を防止する手段として「顔に触れない」ことが重要です。つまり、ウイルスが、目、鼻、口などの粘膜から感染することを最小限に抑えることが必要です。
PPE による軽い擦過傷でも、刺激が気になり無意識のうちに顔面に触れる可能性が増えます4”。
これが、しっかりとした手洗いが必要な理由です。
マスクの下の皮膚を保護するにはどのような方法がありますか?
医療関係者がPPE使用下で皮膚の健康を維持するために、多数の組織が、ガイドラインなどを発行しています。これらのガイドラインには、以下のウェブサイトよりアクセスできます。(英語)
Guidance for Skin Health — Wound Ostomy Continence Nurse Society (WOCN)
Prevention and Management of Skin Damage Related to Personal Protective Equipment
— Nurses Specializing in Wound Ostomy Continence Canada (NSWOC)
Position Paper on Preventing Injury with N95 Masks — NPIAP
Helping prevent facial skin damage beneath personal protective equipment
— NHS England and NHS Improvement
WOCN Society、NSWOC、および NPIAP が発行したガイドラインなどには、マスクと接触する皮膚の表面に対する液状の皮膚密閉剤/皮膚被膜剤の適用が、マスクの密着性を損なうことなく摩擦損傷を防止すると掲載されています。
ホリスター アダプト保護膜パック(皮膚被膜剤)
アダプト保護膜パックは、アルコール不使用の製品です。
皮膚に塗布することで保護膜 (液状密閉剤) を形成します。
保護が必要な皮膚に塗布します (たとえば、頬、鼻、額、耳など)5。
以下は、保護膜パックの使用手順です6。
- 皮膚をしっかり洗浄して乾かします
- パッケージを開け、シートを取り出します
- 保護する皮膚の部分に直接塗布します
- 目および粘膜を避けます
- 皮膚が完全に乾くまで触らないでください
- 製品の取扱説明書に従って PPEを着用します
ガイドラインでは、密閉性が影響を受ける部分に追加されるものではないため、保護膜パックはマスクの密着性を阻止しないと述べられています1
保護膜は皮膚を傷つけることはありません。剥がす必要がある場合は、剥離剤を使用することができます。保護膜が皮膚に残っても、害はありません。皮膚保護に役立つ保護膜として機能します1。
参考文献・資料